女性いきいき大賞 第20回表彰団体紹介

木のイラスト
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受賞団体

最優秀賞(山口県知事賞)

室積市場ん合同会社
(地域づくり分野/光市)

活動の動機

室積市場ん合同会社

大好きな室積、たくさんの魅力と宝(歴史、自然、食、人)がある室積を元気に(なんとかしたい)という思いを持つ女性たちが、それぞれの人脈で様々なメンバーに声をかけて活動をスタート。「みんなコロナで暇だったんよね。誰かと会ってしゃべりたかったんよ」と、事務局の弁。

活動の目的

地域おこしは儲からない。地域おこしでは食べていけない。結局そこに落ち着くようなことになれば、若い人につなげることは難しい。地域がいきいきとしていく様子を見る喜びは何物にも代えられないが、楽しみながら町を盛り上げ、利益を生むモデルをひとつでも多く作っていきたい。

活動の内容

室積市場ん合同会社
  1. 1.空き家、空き店舗の活用
    移住、開業のサポート貸したい人と借りたい人をつなげる。空き家を活用した貸しスペース、移住希望者への空き家紹介・サポート、空き家管理、空き店舗活用など人と家をつなぐ取り組みを行っている。カフェや雑貨店、民泊施設や、ボルダリングジム等、17件の店舗や施設が開業。

  2. 2.火曜日マルシェ開催
    毎週火曜日、マルシェを開催。地元の野菜や魚、お弁当やお惣菜、お菓子やパン、ハンドメイド品や占い、包丁研ぎなど30店舗近くの多彩な店が軒を連ねる。出店をきっかけに移住~開業した方もいるなど成果が上がっている。

  3. 3.③室積市場ん×つゞみの運
    マルシェの主会場である築170年の建物を改修し、常設店舗つゞみとして営業開始。県内外のセレクト食品や、雑貨、衣類などを販売している。惣菜部をスタートし、弁当や惣菜の製造販売を始めた。

  4. 4.その他
    地元観光マップの制作、観光案内としての役割など室積に関わることならなんでも。

これからめざしたいこと

マルシェに行けば誰かいる、話ができる、情報交換ができるなど、マルシェは、単なる物販の場ではなくコミュニティ&情報ステーションのような役割を担えたらと思って開催している。「室積市場ん」に行けば、何かヒントがあると思ってもらえたら嬉しい。室積の魅力をどんどん発信していき、たくさんの方に訪れてほしい。

選考委員長講評

梅光学院学院長・梅光学院大学学長
樋口 紀子

梅光学院学院長・梅光学院大学学長 樋口 紀子の写真

「女性いきいき大賞」は今回で記念すべき20回目を迎えました。今回の応募団体は昨年よりも10団体増加し、30団体で、新規の応募が21団体と多かったことが特色です。20回継続したことで認知度、信頼度が上がったのではないかと思いました。また、学生からの応募も2団体ありました。1次選考では17団体にしぼり、2次選考で優秀賞4団体を、その中から最優秀賞を選びました。評価基準は活動の継続性、地域への広がりやその影響力、独自性、今後の可能性等です。

最優秀賞は審査の結果、「室積市場ん合同会社」で、地方再生のお手本となるような活動として評価されました。また、奨励賞の4団体も今後の活躍が期待されるということで選ばれました。特に、学生の部から2団体が選ばれたのはめずらしいことですが、どちらも甲乙つけがたい活動だったことがその理由となります。

最優秀賞、優秀賞団体の授賞理由は以下の通りです。

最優秀賞「室積市場ん合同会社」
(地域づくり分野/光市)

人口減少が進む山口県にとって地方再生は重要な課題です。この団体は、使われなくなった店舗を丁寧に再生し、新たな価値を生み出すことで地域活性化に取り組んできました。それがきっかけとなり、海商通りには他の方も店舗を構えるようになり、通り全体のにぎわいが広がりました。結果として若者も引き寄せ、「海商通りに行ってみたい」と思わせる魅力と影響力を生み出しています。選考委員からも行ってみたいという声があがったほどです。

優秀賞(朝日新聞社賞) 「青年海外協力隊山口県OB会」
(子育て分野/山口市)

ここでの取り組みは、これからの日本社会を支える大切な活動です。特に、長きにわたって海外協力隊の経験を活かし、国と国、人と人をつなぐ架け橋となろうとする姿勢が高く評価されました。日本語教室は、外国人が安心して山口県で暮らすために欠かせない存在です。子どもたちの将来を見据え、学校との橋渡し役を担っている点も大きな意義があります。

優秀賞(yab山口朝日放送賞)「新山口駅0番線広場活動委員会」
(くらしづくり分野/山口市)

かつての新山口駅(当時の小郡駅)と比べると、現在は見違えるほど美しく整備されています。山口の玄関口として多くの人が行き交う場所を、長年に亘りボランティアで陰ながら支えてきた働きが高く評価されました。JRの取り組みだと思っていた人も多いほど、その活動は自然に溶け込んでいますが、その努力を広く知ってもらうことも受賞の理由です。

優秀賞(山口新聞社賞)「一般社団法人 七福」
(福祉分野/田布施町)

障がいのある人は、物の見え方や感じ方が異なることがありますが、それをアートとして表現する力は大きな「才能」です。その才能を尊重し、表現者のプライドを守りながらビジネスへとつなげている取り組みが高く評価されました。さらに、作品のレンタルという仕組みを通して企業との連携や収入の確保、地域との共生を進めている点も大変意義深いです。