コープの活動

組合員組織と6つの基本方針

生協は、組合員みんなのもの

生協とは、くらしを豊かにしたいという組合員の願いを実現するためにみんなで話し合い、力を合わせて商品を開発したり、商品、サービスを通じたくらしの見直し活動に取り組んだりする消費者自身の自発的な協同組織です。 一人ひとりでは力は弱くても、みんなが思いを寄せ合い、力を合わせることによって、くらしをよりよいものにする大きな力を生み出す事ができます。ひとり一人の組合員さんの力が、より多く集まるように、組合員のさまざまな自主的活動を応援しています。

※組織委員会は、常勤理事と組合員理事で構成され、生協全体として取り組む運動や活動について話し合います。

生協の運営には、
組合員の意思を反映

組合員一人ひとりには、生協の運営に関わる権利があります。
しかし、組合員全員が集まる「総会」を開催することは困難なため、「総会」に代わる「総代会」を設置しています。組合員を代表する総代は、規約にそって選出され、組合員自身によって総代会は運営されます。総代会は、生協の最高の意思決定機関で、生協の重要な事項を審議・議決します。
又、年1回の総代会で十分な審議をすることは困難なため、「地域総代会」を開催し、議案の説明や質疑応答を行い、十分な理解と審議をしてから、通常総代会で議決することにしています。
このように、生協は、組合員の意見をしっかりと反映した民主的運営をめざしています。

組合員活動の6つの基本方針

生協の組合員どうしが集まって「くらし・健康・文化・福祉・環境・平和」などをテーマに、自分たちのくらしをもっとよくしたい、学び合いたい、地域に貢献したいとやりたいことを自主的に活動する場が組合員活動です。
この組合員活動は、大切にしたい基本の6つの視点を組合員活動の基本方針とし、組合員どうしの参加の場である、コープ委員会活動や分野ネット、テーマグループ等で、組合員どうしが主体的に、自由に様々なテーマで活動に取り組みながら、くらしの豊かさにつなげています。

大切にしたい基本の視点組合員活動の基本方針

  1. 人と人とのつながりづくりを意識した活動を進めます

    コープ委員会やテーマグループ、おしゃべり会等、生協の事業や組合員活動を通じて組合員どうしのつながりづくりや地域住民が参加できる参加の場づくりをすすめています。

  2. 声の善循環による共感を広げます

    利用すること声を出すことを参加のスタートととらえ、利用して「良かった」「もっとこうなったらいいな」などの声を出していきます。そして、その一人の声から多くの人が共感し、事業・商品の改善や組合員の活動の中に活かされ、「私たちの声が届いた」という参加の実感を広げていきます。

  3. 事業との連携で、“ご一緒に”の関係を強めます

    組合員から寄せられた声や要望・思いを基礎にくらしに役立つ事業を、職員と組合員が一緒に育んでいく取り組みを積極的にすすめます。また、分野ネットは生協の事業や活動との関わりを強め、取り組み内容を共有するなど、“ご一緒に”の関係を強めます。

  4. 安心で住みよいまちづくりを応援します

    平和活動やおたがいさま活動など、地域毎に安心で住み良い地域・まちづくりに関わる自主的な活動を広げます。また関心やニーズにあわせた内容の参加の場として、行政や大学とタイアップした学習会の開催や、他団体と一緒に「見守り」や「助け合い」等の活動参加を作っていきます。

  5. 学び合い育ち合う組合員組織を作ります

    商品やくらしの困りごとなどを真ん中において、組合員が集って活動する場に参加することで、お互いが学び合い・気づき合う組合員組織を作ります。

  6. 地域が元気になる活動づくりを進めます

    身近な場でやってみたいことが実現できることで、組合員のより主体的な活動が広がります。様々な行事、地域行事やイベントへの参加、独自ですすめる生協まつり、あるいはNPO法人や他団体と一緒に地域おこし的な活動など、参加した人が楽しく活動でき、より多くの人が参加出来る、地域に密着した、地域が元気になる活動を進めます。